あいだ
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あいだ
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 2005.9
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アイダ
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Note
底本: 弘文堂刊 (1988.11)
Description and Table of Contents
Description
自己が生命の根拠に支えられて世界と出会う行為的原理である「あいだ」。その構造を、ゲシュタルトクライス理論に拠りつつ、ノエマ・ノエシスの円環的関係を西田哲学の「行為的直観」と関連づけて、多面的に解き明かす。自己が主体として生きるということは、生命一般の根拠の「おのずから」の動きにかかわると同時に、間主体的な世界を維持することではないか。ユクスキュル、ブーバー、レヴィナスらへの言及を通じて自他の関係を考察し、ダブル・バインド仮説の可能性を改めて問う。独自の学問的地平を切り拓いた著者の世界をわかりやすく示す。
Table of Contents
- 生命の根拠への関わり
- 主体と転機
- 音楽のノエシス面とノエマ面
- 合奏の構造
- 間主体性とメタノエシス性
- 主体の二重性
- 共通感覚と構想力
- 「あいだ」の時間性:アレクシシミアと構想力
- 「あいだ」の生理学から対人関係論へ
- 我と汝の「あいだ」
- もしもわたしがそこにいるならば
- 絶対的他者の未知性
- こと・ことば・あいだ
- 「あいだ」の病理としての分裂病
- ダブル・バインド再考
- 「みずから」と「おのずから」
- 結び
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