アウシュヴィッツの「回教徒」 : 現代社会とナチズムの反復

書誌事項

アウシュヴィッツの「回教徒」 : 現代社会とナチズムの反復

柿本昭人著

春秋社, 2005.10

タイトル別名

アウシュヴィッツの回教徒 : 現代社会とナチズムの反復

タイトル読み

アウシュヴィッツ ノ カイキョウト : ゲンダイ シャカイ ト ナチズム ノ ハンプク

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注記

文献一覧: 巻末pi-xvii

内容説明・目次

内容説明

ナチ強制収容所において、生きるべき価値を持たない者として「焼却処分」にふされた人々がいる。それら「死すべき抑留者」に与えられた名—「回教徒」(Muselmann)。なぜ「回教徒」なのか?その生と死を、我々はどう語ってきたのか?戦後60年を迎えた現代社会を規定し続ける「思考としてのナチズム」、その核心への問い。

目次

  • 序章 皮膚—歴史の器官
  • 第0章 回教徒(Muselmann)/ムスリム(Muslim)/イスラム教徒(Moslem)
  • 第1章 残忍な自己嘲弄?—アウシュヴィッツの「回教徒」をめぐる侮蔑と享楽
  • 第2章 意志を喪失した者たち—アウシュヴィッツ強制収容所の抑留者が描く「回教徒」
  • 第3章 人間の影—他の強制収容所の抑留者が描く「回教徒」
  • 第4章 生ける屍=戦闘機械—親衛隊員による「回教徒」という用語の使用
  • 第5章 無意志の帰依/野蛮なる受動—「回教徒」という用語が研究者その他によって公的に登録される時
  • 結び 人間と人類の名において

「BOOKデータベース」 より

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