漱石の「明」、漱石の「暗」

書誌事項

漱石の「明」、漱石の「暗」

飯島耕一 [著]

みすず書房, 2005.11

タイトル別名

漱石の明漱石の暗

タイトル読み

ソウセキ ノ メイ ソウセキ ノ アン

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内容説明・目次

内容説明

徂徠の江戸から漱石の明治を経て西脇順三郎の現代まで、「天」と「ユーウツ」をキーワードにして文学=文明の歴史を問い直す。とりわけ、中心をなす漱石論は、息を詰めるように、ひたすら作品を読み込むことによってその核心に迫った、ユニークな作品=作家論である。いよいよ「暗」を増すかに見える時代にあって、未来の「明」を模索・構想した詩人による渾身のメッセージ。

目次

  • 序詩 通天橋
  • いみじき笛は天にあり
  • 江戸と西洋
  • 『吾輩は猫である』と漱石俳句
  • 鴎外と漱石
  • 中村真一郎説、明治の作家の日本語との苦闘
  • 明治二十年代の俳句を読む
  • 『草枕』とはどういう小説か
  • 久しぶりの『草枕』
  • 『それから』の代助と鈴木志郎康の初期の詩〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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