文化経済論
著者
書誌事項
文化経済論
(Minerva text library, 43)
ミネルヴァ書房, 2005.12
- タイトル別名
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文化経済論
- タイトル読み
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ブンカ ケイザイ ロン
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
私たちの生活のなかで、芸術、文化、スポーツ、観光など、文化的活動の役割はますます重要になりつつある。これら文化的活動の特徴を明らかにし、これからの社会にふさわしい「人間生活の改良の道具」をめざすのが文化経済学である。本書では、文化的価値や文化資本の概念など、文化経済学のもつ、経済学の他の分野にはない特徴を明らかにしながら、文化の経済的側面にみられる様々な性質を解説する。そして、それらの成果をベースにして、現実世界の多様な文化現象に分析のメスを入れ、文化にかかわる公共政策の必要性を提起するとともに、文化経済学の進むべき道を展望する。
目次
- 文化経済学とは何か—なぜ今、文化経済学が求められるのか
- 第1部 文化経済学の理論(芸術作品の価格とオークション—絵画の価格はどのようにして決まるのか;芸術文化と市場—価格メカニズムのはたらきとその限界;価格のもつ意味と文化の価値—経済的価値と文化的価値は区別できるか;芸術文化の消費—嗜好の「文化」化は可能か? ほか)
- 第2部 文化経済学の現実(ボランタリー経済としてのtotoの再生—慈善活動のためのギャンブル;岐路に立つ温泉観光—競争と協働の2つのネットワーク;埋蔵文化財の文化経済学—市場介入としての原因者負担原則;ブレイクするJ‐POP—カリスマ型アーティストの文化資本 ほか)
- 文化経済学の夢と悩み—芸術文化にあふれる社会は実現可能か
「BOOKデータベース」 より