書誌事項

可能世界・人工知能・物語理論

マリー=ロール・ライアン著 ; 岩松正洋訳

(叢書記号学的実践, 24)

水声社, 2006.1

タイトル別名

Possible worlds, artificial intelligence, and narrative theory

可能世界人工知能物語理論

タイトル読み

カノウ セカイ ジンコウ チノウ モノガタリ リロン

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注記

原著 (Indianapolis: Indiana University Press, 1991) の全訳

参考文献: p451-464

内容説明・目次

内容説明

人工知能(AI)研究のテクストとストーリー自動生成の諸モデルをオースティン、サールにはじまる言語行為論の成果とともに虚構研究に適用し、「物語とはなにか」「虚構とはなにか」「筋(プロット)をおもしろくする美的基準とはなにか」—といった“正統派構造主義によって異端の烙印を押されていた”問いに明晰にこたえて物語論の新たな展開を示した二十一世紀仕様の文学理論。英米系「脱構築」論者の誤解にもとづく記号論詩学への批判を一蹴する才気溢れる冒険の書。

目次

  • 第1部 虚構のゲーム(虚構の中心移動;可能世界と到達関係—虚構の意味論的分類;テクスト宇宙の再構築—最小離脱法則;声と諸世界 ほか)
  • 第2部 筋の図面作成(物語宇宙の様相構造;筋の力学—目標・行動・計画・私秘的物語;仮想性と物語価値性;累積・枠・境界、あるいはコンピュータ言語としての物語 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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