ルーマン法と正義のパラドクス : 12頭目のラクダの返還をめぐって
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ルーマン法と正義のパラドクス : 12頭目のラクダの返還をめぐって
(MINERVA社会学叢書, 26)
ミネルヴァ書房, 2006.2
- タイトル別名
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Die Rückgabe des zwölften Kamels
ルーマン : 法と正義のパラドクス : 12頭目のラクダの返還をめぐって
- タイトル読み
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ルーマン ホウ ト セイギ ノ パラドクス : 12トウメ ノ ラクダ ノ ヘンカン オ メグッテ
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内容説明・目次
内容説明
多くのラクダを所有する男が、子どもたちに次のような遺言を残した。長男には、所有する半分のラクダ、つまり6頭を与える、次男には4分の1を、そして三男には6分の1を。ところが、男が亡くなったときラクダは減って11頭になり、分配が困難になった。調停にあたった裁判官は、子どもたちに裁判官自身のラクダを1頭貸して12頭とし、それぞれ2分の1の6頭、4分の1の3頭、6分の1の2頭を与えたのち、貸した1頭を返してもらった…。イスラム世界の法寓話についてのルーマンの提示したテーゼに、それぞれの著者が応答するかたちで、法と正義のパラドクスに関し、神学、哲学、社会学、法理論のパースペクティブから議論を展開する。
目次
- テーゼ(12頭目のラクダの返還—社会学的法分析の意味)
- 応答(もしもヨハネが、アリストテレスと正義をめぐる対話を深めたら—ニクラス・ルーマン「12頭目のラクダ」のための後書き;法の根本パラドクスとその展開—パラドクスの分析論によせて;いかにしてアラーの意志とともにありうるか?;自己言及的ラクダ—近代の自律的法の創成;法疎隔化—12頭目のラクダの社会的付加価値によせて)
- インタビュー(ニクラス・ルーマンと法社会学—ニクラス・ルーマンとの対談:1991年1月7日、ビーレフェルトにて)
「BOOKデータベース」 より