バブル文化論 : 「ポスト戦後」としての一九八〇年代

書誌事項

バブル文化論 : 「ポスト戦後」としての一九八〇年代

原宏之著

慶應義塾大学出版会, 2006.6

タイトル別名

バブル文化論 : ポスト戦後としての一九八〇年代

バブル文化論 : ポスト戦後としての1980年代

タイトル読み

バブル ブンカロン : ポスト センゴ トシテノ センキュウヒャクハチジュウネンダイ

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注記

八〇年代を知るためのキーワード: p243-250

一九八〇年代年表: p251-268

参照文献: p268

内容説明・目次

内容説明

「一九八〇年代」を語る際に、いわゆるニューアカなどの「知のモード」の影響が過度に重視される傾向があるが、八〇年代の特異性は、むしろ、“戦後”を真に脱却しつつあったこの時代の混沌のエネルギーが抑圧から解放され花開いた“バブル文化”(ストリート文化、大衆文化)にこそ見出される。本書では、一九八四年〜八六年の間に、日本社会が“バブル文化”期に移行するとのテーゼのもと、その前/後の政治・経済状況にも目を配り、いまだ語られずにいる「八〇年代」の特殊性を浮き彫りにする。

目次

  • 序章 超越の消失—一九八〇年代の歴史的位相
  • 第1章 原宿—「八〇年代」若者の祝祭空間
  • 第2章 “バブル文化”の予兆—「八〇年代」若者の編成
  • 第3章 「いまは、ココ!」の闘い—八〇年代の“中心と周縁”
  • 第4章 “バブル文化”のしあわせ探し—「おたく」と「渋カジ」の分水嶺
  • 第5章 ドラマの変貌—都市のBGM,街の語り
  • 第6章 「楽しくなければ、テレビじゃない!」—とんねるずとフジテレビの時代
  • 終章 抑圧からの解放—“戦後の終わり”としての八〇年代

「BOOKデータベース」 より

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