選ばれた女
著者
書誌事項
選ばれた女
(文学の冒険)
国書刊行会, 2006.9
- 1
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- タイトル別名
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Belle du Seigneur
- タイトル読み
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エラバレタ オンナ
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注記
原著 (Paris : Gallimard, 1968) の全訳
参考文献: 2 p493
内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784336047557
内容説明
1930年代なかばのスイス・ジュネーヴ。国際連盟事務次長の要職にあるギリシア・ケファリニア島生まれのユダヤ人ソラルと、大貴族ドーブル家の血筋を引く完璧な美女アリアーヌ。抜群の政治センスと類稀なる美貌とでその地位を築いたソラルは、社交界の貴婦人たちを虜にする現代のドン・ファンであり、ブラジルのレセプションで見初めたアリアーヌにも危険な恋を仕掛ける。「一つ賭をしませんか。もし三時間以内にあなたが恋に落ちなかったら、あなたのご主人を部長に任命しましょう」。ホロコーストの暗雲忍び寄るヨーロッパで、死の予感を秘めながら繰り広げられる反時代的な恋愛劇。人間の愛と欲を赤裸々に描いたその物語を縦糸に、アリアーヌの夫アドリアン・ドゥームが国際連盟で過ごす怠惰な一日、アドリアンの養母アントワネットのスノビスム、ドゥーム家の人々がソラルを招待するディナーの準備、国際連盟情報部長が開くカクテル・パーティー、女中マリエットのモノローグ、ソラルの故郷からきた5人の親類の狂騒など、魅力的なエピソードが織り込まれ、二人の恋は運命の深みへとはまっていく…。アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞の恋愛大河小説。
- 巻冊次
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2 ISBN 9784336047694
内容説明
ベルリンに出向いたソラルは、ユダヤ人排斥運動に巻き込まれ、地下生活を続ける裕福な古美術商の娘に救われる。ヨーロッパのユダヤ人救済に向けて活動を始める彼だが、計画は失敗に終わり、国際連盟からも追放の憂き目にあう。その事実を隠したまま彼はアリアーヌの元に帰り着き、やがて二人は愛の逃避行へと旅立つ…。アカデミー・フランセーズ小説大賞受賞の恋愛大河小説。
「BOOKデータベース」 より