ワキから見る能世界
著者
書誌事項
ワキから見る能世界
(生活人新書, 195)
日本放送出版協会, 2006.10
- タイトル別名
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ワキから見る能世界
- タイトル読み
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ワキ カラ ミル ノウセカイ
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注記
参考文献: p[229]
内容説明・目次
内容説明
生者はとどまらない。とどまるのは死者だけ。「能」の物語は、生きている「ワキ」と、幽霊あるいは精霊である「シテ」の出会いから始まる。旅を続けるワキが迷い込んだ異界で語られるのは、執心か、追慕か、残恨か…芭蕉の旅、漱石、三島に大きな影響を与えた日本文学の原点を、ワキの視点から捉え直す。脇役ではない、「ワキ」から見た能は深くてこんなにも面白い。
目次
- 第1章 異界と出会うことがなぜ重要か(定家;時空の歪みが能の物語を引き起こす ほか)
- 第2章 ワキが出会う彼岸と此岸(無力なワキ;「旅」がワキのキーワード ほか)
- 第3章 己れを「無用のもの」と思いなしたもの(「空洞」な旅人;敦盛 ほか)
- 第4章 ワキ的世界を生きる人々(ワキ的世界に入れる人、入れない人;松尾芭蕉の旅路 ほか)
「BOOKデータベース」 より