漱石のたくらみ : 秘められた『明暗』の謎をとく
著者
書誌事項
漱石のたくらみ : 秘められた『明暗』の謎をとく
筑摩書房, 2006.10
- タイトル別名
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漱石のたくらみ : 秘められた明暗の謎をとく
- タイトル読み
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ソウセキ ノ タクラミ : ヒメラレタ メイアン ノ ナゾ オ トク
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注記
参考資料: p310-311
内容説明・目次
内容説明
平凡な市井の夫婦の「こころ」に生じた一筋の裂け目—克明な描写の陰に巧みに織り込まれた漱石文学の秘密とは。
目次
- 1 『明暗』の造形—漱石の愛した数字「二十八」(創作の偶然と必然;「失われた“愛”」の道標)
- 2 導入部(一‐四十)—漱石のたくらみ(秘された鍵の束)(『明暗』の主題—まことの愛、「純白な“こゝろ”」へ;『明暗』のブロック建築—八百五十倍の鏡の底に映ったもの ほか)
- 3 前半:展開部(四十一‐百十四)—対話による問題解決法(天井凝視と観劇と(四十一‐四十八);岡本家の人々 ほか)
- 4 後半:「暗」から「明」へ(百十五‐二百二十八)—純白な“こゝろ”への回帰(絶筆部分まで(百十五‐百八十八);小林の診断(百十六‐百二十二) ほか)
- 5 「一切を脱ぎ棄てる」小説としての『明暗』(『明暗』と小説言語の問題;作者の声介入 ほか)
「BOOKデータベース」 より