「精神分析的子ども」の誕生 : フロイト主義と教育言説

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「精神分析的子ども」の誕生 : フロイト主義と教育言説

下司晶著

東京大学出版会, 2006.12

タイトル別名

The emergence of the 'psychoanalytic child' : Freudianism and educational discourse

精神分析的子どもの誕生 : フロイト主義と教育言説

フロイトとフロイト派における子ども観の変容とその教育への影響に関する思想史的考察 : 〈精神分析的子ども〉の系譜学

フロイトとフロイト派における子ども観の変容とその教育への影響に関する思想史的考察 : 精神分析的子どもの系譜学

The emergence of the 'psychoanalytic child' : freudianism and educational discourse

タイトル読み

「セイシン ブンセキテキ コドモ」 ノ タンジョウ : フロイト シュギ ト キョウイク ゲンセツ

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注記

欧文書名は標題紙裏より

博士論文「フロイトとフロイト派における子ども観の変容とその教育への影響に関する思想史的考察 : <精神分析的子ども>の系譜学」 (中央大学, 2005年取得) の分量を圧縮し内容を改めたもの

文献一覧: 巻末p1-29

フロイト引用文献: 巻末p31-32

内容説明・目次

内容説明

私たちは一体いつから、“子ども”の「心」を理解することを、教育に不可欠な要件と考えるようになったのだろうか。検討対象となるのは、精神分析の創始者ジクムント・フロイトと、彼の思想・実践を受け継いだフロイト派精神分析諸学派である。

目次

  • プロローグ “精神分析的子ども”の系譜学のために—課題と方法
  • 第1部 フロイトという「扉」の彼方へ—“メタ心理学的なもの”とその運命(フロイトという「扉」;“現実”から“幻想”へ/精神分析からPTSDへ—起源としての“誘惑理論の放棄”の発見;2 「誘惑理論」は“放棄”されたのか?—外傷原則の彼岸;3 フロイトとユングの分岐における“人類の先史としての子ども”—精神分析と反復説)
  • 第2部 アンナ・フロイト‐クライン論争—エピステーメーの変容(エピステーメーの変容—精神分析の心理学化;初期児童分析論争—自存的言説としての“精神分析的子ども”の起源;閉じた円環—“人類の先史”から眼前の“子ども”へ;アンナ・フロイト‐クライン論争—“精神分析的子ども”の自律化)
  • 第3部 フロイト主義と教育—“精神分析的子ども”の帰結(“精神分析的子ども”の事実化—教育言説のなかのフロイト主義;アイザックス—児童中心主義教育と精神分析;ボウルビィ—“自然状態”としての母子愛着)
  • エピローグ フロイトから遠く離れて

「BOOKデータベース」 より

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