怪談前後 : 柳田民俗学と自然主義

書誌事項

怪談前後 : 柳田民俗学と自然主義

大塚英志著

(角川選書, 401)

角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2007.1

タイトル読み

カイダン ゼンゴ : ヤナギタ ミンゾクガク ト シゼン シュギ

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注記

『群像』 (講談社刊, 平成14年8月号-平成16年2月号) に掲載された「怪談前後」を大幅に加筆訂正したもの

主要参考文献: p492-493

内容説明・目次

内容説明

明治四十年前後の「怪談の時代」を同時代として生きながら、「それぞれの自然主義」のあり方として民俗学と私小説を立ち上げた柳田國男と田山花袋。一方「怪談の時代」に殉じるかの如く文壇から消えた佐々木喜善と水野葉舟の「文学」とは何だったのか。「自然主義」をめぐる「怪談の時代」の顛末を描き出す。

目次

  • 『遠野物語』序文を読む—未だ民俗学ではない書物として
  • 内面嫌い
  • 野蛮の書式
  • 隘勇線への視線
  • 自然児の人生
  • 「私怪談」と現実の更新
  • 部屋の小説家
  • 魔法使いの孫
  • 偽私としての安堵
  • 地震と新開地
  • 手紙の啓蒙家
  • 美知代の反撃
  • 第六感の自然主義
  • 「世間話」の改良

「BOOKデータベース」 より

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