物質と記憶
著者
書誌事項
物質と記憶
(ちくま学芸文庫, [ヘ-5-2])
筑摩書房, 2007.2
- タイトル別名
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Matière et mémoire : essai sur la relation du corps à l'esprit
- タイトル読み
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ブッシツ ト キオク
大学図書館所蔵 件 / 全107件
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注記
原著 (1896) の全訳
底本: 1959年にベルグソンの生誕百年を記念して刊行された Œuvres, Presses universitaires de France, 1959
人名索引: p420-423
事項索引: p424-430
内容説明・目次
内容説明
「純粋知覚から記憶へと移行することで、われわれは決定的な仕方で物質を離れ、精神へと向かう」—本書において著者は、観念論・実在論をともに極論としてしりぞけ、事物でもなく表象でもない、中間的なものとして「イマージュ」という概念を提唱する。そして、精神と物質との交差点として、記憶・想起の検証へと向かう。デカルト以来の近代哲学最大のテーマ「心身問題」に、失語症研究など当時最先端の科学的知見を動員しながら、緻密な論証で新しい“二元論”を展開する。今日、心脳問題への関心の中で、その重要性がいっそう、高まる主著。
目次
- 第1章 表象に向けてのイマージュの選択について—身体の役割(現実的作用と可能的作用;表象 ほか)
- 第2章 イマージュの再認について—記憶と脳(記憶の二つの形式;運動と想起 ほか)
- 第3章 イマージュの残存について—記憶と精神(純粋想起;現在は何に存するか ほか)
- 第4章 イマージュの境界画定と固定について—知覚と物質、魂と身体(二元論の問題;従うべき方法 ほか)
「BOOKデータベース」 より