アメリカは忘れない : 記憶のなかのパールハーバー

書誌事項

アメリカは忘れない : 記憶のなかのパールハーバー

エミリー・S.ローゼンバーグ [著] ; 飯倉章訳

法政大学出版局, 2007.2

タイトル別名

A date which will live : Pearl Harbor in American memory

アメリカは忘れない : 記憶のなかのパールハーバー

タイトル読み

アメリカ ワ ワスレナイ : キオク ノ ナカ ノ パール ハーバー

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注記

文献一覧: p278-296

内容説明・目次

内容説明

真珠湾攻撃がおこなわれた1941年12月7日は、アメリカ人にとって「恥知らずな蛮行で、いつまでも記憶されるであろう日付」となった。そして現在に至るまで、出版物、ニュース、映画、テレビ、インターネット、博物館においてことあるごとに繰り返される「パールハーバー」という言葉は、ひとつの隠喩として作用しつづけている。本書は、近年の歴史学で議論されている“記憶/歴史的記憶”の概念を用いながら、現代メディアを介して操作された聖像としてのパールハーバーがいかなるストーリーとイメージを生み、それをめぐってどのような論争が繰り広げられてきたのかを9.11テロ後の世界までたどり、多角的な視点からアメリカの歴史と文化を読み解く。

目次

  • 第1部 パールハーバーの意味づけ—攻撃後五〇年間(恥知らずな蛮行—アメリカの結束と力の再活性化;裏口参戦の策謀—フランクリン・ローズヴェルト政権への異議申し立て;人種表象と日米関係;犠牲の記念)
  • 第2部 一九九一年以降のパールハーバの復活(二国間関係—パールハーバー半世紀記念日と謝罪論争;回想ブームと「もっとも偉大な世代」;キンメルの名誉回復運動、歴史戦争、そして共和党の復活;日系アメリカ人—アイデンティティと記憶文化;スペクタクルな歴史;恥知らずな蛮行の日—二〇〇一年九月一一日)

「BOOKデータベース」 より

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