「はかなさ」と日本人 : 「無常」の日本精神史

書誌事項

「はかなさ」と日本人 : 「無常」の日本精神史

竹内整一著

(平凡社新書, 364)

平凡社, 2007.3

タイトル別名

はかなさと日本人 : 無常の日本精神史

タイトル読み

ハカナサ ト ニホンジン : ムジョウ ノ ニホン セイシンシ

大学図書館所蔵 件 / 113

この図書・雑誌をさがす

注記

引用文献・参考文献: p224-228

内容説明・目次

内容説明

この世ははかない、人生はむなしい…。心の根底に横たわる、この無常感を乗り越えるべく、古くから日本人はさまざまないとなみをなしてきた。和歌や随筆、謡曲などをさぐってみると、それらは大きく、「夢の外へ」、「夢の内へ」、「夢と現のあわいへ」の三つに分けられる。この世が夢のごときものであるならば…。「はかなさ」をめぐる日本人の精神史をたどる。

目次

  • 1 現代日本人の無常感(「はかない」気分;「はか‐ない」とは ほか)
  • 2 「夢の外へ」(「浅き夢みじ」—「いろは歌」の決意;地獄・極楽とは何か—『往生要集』のしかけ ほか)
  • 3 「夢の内へ」(「妄執」のゆくえ—謡曲の鎮魂;「一期は夢よ ただ狂へ」—『閑吟集』の狂と情 ほか)
  • 4 「夢と現のあわいへ」(「ありがたき不思議」—『徒然草』の存在理解;「ありてなければ」の美意識・倫理—「幽玄」「やさし」 ほか)
  • 5 ふたたび、現代日本の無常感(「人間の安心」論—近代日本の「無」の思想;「夢よりも深い覚醒」—見田宗介の「鮮烈ないとおしさへの感覚」 ほか)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ