何も起こりはしなかった
著者
書誌事項
何も起こりはしなかった
(集英社新書, 0384A)
集英社, 2007.3
- タイトル別名
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何も起こりはしなかった : 劇の言葉、政治の言葉
- タイトル読み
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ナニ モ オコリワ シナカッタ
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内容説明・目次
内容説明
英国を代表する劇作家であり、2005年にフランツ・カフカ賞、ノーベル文学賞を連続受賞したハロルド・ピンターは、近年の世界情勢についても熱い政治的発言を繰り返している。本書は、1987年に発表されたエッセイから最新のインタヴューにいたるまで、世界的作家がおこなった発言を、日本の一般読者向けにオリジナル編集したものである。冒頭に収載されたノーベル文学賞受賞記念講演をはじめとするピンターの発言の根底には、現在、自由や人権がどれほど危機的な状況におかれ、人間の言葉がどれほど空洞化しているかという深刻な問題がある。現代人の不安を恐怖とユーモアで活写する世界最高の劇作家による、芸術と政治についての発言集。
目次
- 1 ノーベル文学賞受賞記念講演—藝術・真実・政治
- 2 世界情勢を見つめる(アメリカという象は止めねばならない;自由な言葉の空洞化;アーサー・ミラーの靴下;おお、スーパーマン ほか)
- 3 創作活動について(デイヴィッド・コーエン賞への謝辞;執筆活動と政治と『灰から灰へ』;映画のために書くこと;劇作家として)
「BOOKデータベース」 より