ベンヤミンの迷宮都市 : 都市のモダニティと陶酔経験

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ベンヤミンの迷宮都市 : 都市のモダニティと陶酔経験

近森高明著

世界思想社, 2007.3

タイトル読み

ベンヤミン ノ メイキュウ トシ : トシ ノ モダニティ ト トウスイ ケイケン

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注記

課程博士論文 (京都大学, 2005年) をもとに、大幅に加筆修正をほどこしたもの

文献: p257-266

内容説明・目次

内容説明

遊歩者が、街路に迷い、陶酔するとき、ガス灯の光や、娼婦のイメージに誘われるように、抑圧された都市が、無気味な“迷宮”として、回帰する。ベンヤミンのテクストの再解釈をつうじて、「観察者」と「陶酔者」のはざまに、精神分析と都市論の理論的接合を試みる。新進気鋭の社会学者による意欲作。

目次

  • 序論 観察者から陶酔者へ—遊歩者と都市のモダニティ
  • 1 都市・テクスト・迷宮—ベンヤミンの都市論的テクスト
  • 2 陶酔・夢・無意識—フロイトとベンヤミンをつなぐ継承線
  • 3 街路名の理論のために—ベンヤミンにおける言語・記憶・都市
  • 4 “ガス灯”の神話学—過渡期の技術をめぐるアウラとノスタルジー
  • 5 人形の街—商品フェティシズム論のフロイト的読解
  • 6 “迷宮”の解読—痕跡・古代神話・致死的反復
  • 付論

「BOOKデータベース」 より

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