志賀直哉の方法
著者
書誌事項
志賀直哉の方法
笠間書院, 2007.2
- タイトル別名
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Shiga Naoya
- タイトル読み
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シガ ナオヤ ノ ホウホウ
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注記
博士論文「志賀直哉研究 : その方法に関する考察」 (広島大学, 2002年) を基にしたもの
内容説明・目次
内容説明
小説の神様・志賀の作品たちはいかなる方法に支えられてきたか。その表現の具体的様相を草稿・未定稿の検討を含め、従来にない緻密な作品分析に基づき深層を詳らかにする、意欲的な評論集。
目次
- 第1部 短編小説の表現(「城の崎にて」—導かれる心境、導くための情景;「灰色の月」—直哉のリアリズム、その実相)
- 第2部 “和解三部作”の方法(「大津順吉」—“私”が“私”を語る方法;「和解」—より劇的な“和解”の生成へ;「或る男、其姉の死」—「事実と作り事との混合」という方法)
- 第3部 「暗夜行路」の方法(登場人物にみる作品構造;自我との相剋、時任謙作の闘いが意味するもの;二つの「女の過失」設定、その必然性)
- 第4部 志賀文学の基底(「モデルの不服」にみる小説観—「暗夜行路草稿20」の問題;小説の人称—「自分」・「私」・「彼」のあいだ)
「BOOKデータベース」 より