「居場所のない人びと」の共同体の民族誌 : 障害者・外国人の織りなす対抗文化
著者
書誌事項
「居場所のない人びと」の共同体の民族誌 : 障害者・外国人の織りなす対抗文化
明石書店, 2007.2
- タイトル別名
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居場所のない人びとの共同体の民族誌 : 障害者外国人の織りなす対抗文化
- タイトル読み
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イバショ ノ ナイ ヒトビト ノ キョウドウタイ ノ ミンゾクシ : ショウガイシャ ガイコクジン ノ オリナス タイコウ ブンカ
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注記
引用・参考文献: p263-267
内容説明・目次
内容説明
本書で対象とする社会福祉施設「ユリノキ村」は、人びとが同一性に至らないばかりか共通性もほとんど備えず、コミュニケーションの成立自体が極めて困難な場である。しかしそうではあっても、ユリノキ村の成員もまた、何かのかたちで「共同性」を創り出しているであろうことが考えられる。それは、結論を先取りしていうならば、意図的・直接的・恒常的に取り結ぶ関係性ではなく、場を共有することにより非意図的・間接的・一時的に取り結ぶことになる関係性である。本書では、コミュニケーション不全の状況にありながらも、否そうであればこそ形成することがある「共同性」について、描き出すことにしたい。
目次
- 序章 「私はゴミではない」という叫びから
- 第1章 ユリノキ村の創設から現在まで
- 第2章 外部の目と内部の目—ボランティアから見たユリノキ村
- 第3章 対立し合う「自分なりの規範」—「メンバー」の相互関係
- 第4章 通じない「常識」—「グループホームの人」を含む関係
- 第5章 組織における統制とユリノキ村
- 第6章 コミューンにおけるエゴイズム調整とユリノキ村
- 第7章 新たなコミューンの可能性
「BOOKデータベース」 より