山の民・川の民 : 日本中世の生活と信仰

書誌事項

山の民・川の民 : 日本中世の生活と信仰

井上鋭夫著

(ちくま学芸文庫, [イ-33-1])

筑摩書房, 2007.5

タイトル別名

山の民川の民 : 日本中世の生活と信仰

タイトル読み

ヤマ ノ タミ カワ ノ タミ : ニホン チュウセイ ノ セイカツ ト シンコウ

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注記

平凡社選書69(1981年2月平凡社刊)として刊行された

収録および関連論文一覧: p286-287

内容説明・目次

内容説明

かつて鉱山採掘は修験者の経営するところであった。彼らは水源地を掌握し、太陽の運行を熟知し、金山の光明を背景に「護摩の灰」の霊力をもって民衆に臨んだ山の神の代官であった—「文献史料がないところにも歴史は存在する」という信念のもと、著者は残存文書の解読に挑み、地を這うような現地調査を組織する。中世以前の日本で、山や川辺に住む多くの非農業民は、いかに生き、やがてどのような運命をたどったのか。伝承に秘められた歴史の真実とは。民俗学、地理学、考古学をとり入れ、社会経済史、宗教史を綜合し、後の新しい歴史学の展開を用意した記念碑的著作。

目次

  • 解説 中世の山・川の民と境界
  • 第1章 白山への道
  • 第2章 妙高信仰から一向宗へ
  • 第3章 中世鉱業と太子信仰
  • 第4章 奥山庄の復元
  • 第5章 近世農村への変動
  • 解題 井上鋭夫氏の足跡

「BOOKデータベース」 より

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