日本文学二重の顔 : 「成る」ことの詩学へ
著者
書誌事項
日本文学二重の顔 : 「成る」ことの詩学へ
(阪大リーブル, 002)
大阪大学出版会, 2007.4
- タイトル別名
-
日本文学二重の顔 : 成ることの詩学へ
日本文学2重の顔 : 「成る」ことの詩学へ
日本文学 : 二重の顔
- タイトル読み
-
ニホン ブンガク ニジュウ ノ カオ : ナル コト ノ シガク エ
大学図書館所蔵 件 / 全92件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
注記
参考文献・原文一覧: p334-350
内容説明・目次
内容説明
宝誌和尚像の顔の表皮がめくれ、内側からもうひとつの顔がのぞく。読むものと読まれるもの、見ること、見えること、見られることの間に不思議な変化や変身が生まれ、古典の世界は新たな相貌を帯びてくる…著者は二重・三重に意味が満ちている日本文学の深みに分け入り、多層化・多面化するテクストの機微を解読する。源氏、徒然、明恵の夢、柳田民俗学から落語の世界まで広く深く渉猟し、“成る”をめぐって展開する書き下ろし力作評論。
目次
- 第1章 二重の顔(桂枝雀『猫』のこと;裂けた顔、覗く顔—宝誌和尚立像 ほか)
- 第2章 『源氏物語』の秘匿の顔(裏の顔、もう一つの顔;すきまと日本文化—垣間見と『源氏物語』 ほか)
- 第3章 『徒然草』の二層の「心」(『源氏物語』と『枕草子』;『徒然草』にとっての『源氏』と『枕』 ほか)
- 第4章 夢とわたし—もう一つの自伝(夢と物語;物語と夢 ほか)
- 第5章 「目」の物語(夢と目覚め—まなざしの問題へ;「邪視」の視界—いにしえの「目」と「木」 ほか)
「BOOKデータベース」 より