昭和天皇とラストエンペラー : 溥儀と満州国の真実

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昭和天皇とラストエンペラー : 溥儀と満州国の真実

波多野勝著

草思社, 2007.6

タイトル読み

ショウワ テンノウ ト ラスト エンペラー : フギ ト マンシュウコク ノ シンジツ

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注記

参考文献: p242-246

内容説明・目次

内容説明

昭和七(一九三二)年三月一日に成立した満州国は、僅か十三年余で消滅した。大陸にかけた人々の理想は雲散霧消し、日本の敗戦で多大な犠牲者が出た。大清帝国復活を望む溥儀を担ぎ、新国家建設をめざす関東軍がつくりだしたという満州国。それは本当に傀儡国家だったのか。昭和十(一九三五)年と十五(一九四〇)年の二度の訪日後、国民に向けた詔書に溥儀自ら手を加え、天皇との精神一体化を強調したのはなぜか。建国神廟に天照大神を祀ることに執心したのはなぜだったのか。訪日中の昭和天皇、各皇族との交流に着目、外務・陸軍省史料をもとにこれをたどり、溥儀の真意を読み解いていく。新たな視点から溥儀と満州国の実像に迫った意欲作。

目次

  • はじめに 満州国皇帝溥儀とは何だったのか
  • 第1章 復辟への道
  • 第2章 満州国建国
  • 第3章 皇帝即位
  • 第4章 溥儀訪日
  • 第5章 回鑾訓民詔書
  • 第6章 関東軍の「内面指導」
  • 第7章 建国神廟
  • おわりに 東京裁判証言における溥儀の真意

「BOOKデータベース」 より

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