東アジアの終戦記念日 : 敗北と勝利のあいだ

書誌事項

東アジアの終戦記念日 : 敗北と勝利のあいだ

佐藤卓己, 孫安石編

(ちくま新書, 669)

筑摩書房, 2007.7

タイトル読み

ヒガシアジア ノ シュウセン キネンビ : ハイボク ト ショウリ ノ アイダ

大学図書館所蔵 件 / 172

この図書・雑誌をさがす

注記

参考文献: p246-252

内容説明・目次

内容説明

八月一五日に「終戦」を記念する国は少ない。日本以外では韓国・北朝鮮がこの日を独立の記念日にしているにすぎない。中国では九月三日が勝利の日、台湾では一〇月二五日が光復節である。日本国内に目を向けても、八月一五日=「終戦」とは言い難い。沖縄ではアメリカ軍との戦闘が九月七日まで続き、北海道は八月一五日からソ連軍の千島侵攻に脅かされていた—。その意味づけも日付も多様な東アジア各国の「終戦」を記念日から問い直し、歴史認識をめぐる対話への糸口を探る意欲作。

目次

  • 1 日本の「八月一五日」神話(「八月一五日」の神話化を超えて;戦争と日本宗教の軋轢の彼方へ;「八・一五」でも終わらなかった北海道の戦争;沖縄における「終戦」のゆらぎ)
  • 2 南北朝鮮の光復と解放(朝鮮における「解放」ニュースの伝播と記憶;ソ連占領期北朝鮮における解放イベント)
  • 3 台湾・中国の抗日戦争記念日(台湾の光復と中華民国;中国の抗戦勝利記念日のポリティクス;戦後中国の「戦勝」報道)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ