せめて一時間だけでも : ホロコーストからの生還
著者
書誌事項
せめて一時間だけでも : ホロコーストからの生還
慶應義塾大学出版会, 2007.7
- タイトル別名
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Und wenn wir nur eine Stunde gewinnen... : wie ein Jüdischer Musiker die Nazi-Jahre überlebte
せめて1時間だけでも : ホロコーストからの生還
- タイトル読み
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セメテ イチジカン ダケ デモ : ホロコースト カラノ セイカン
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注記
引用文献: p176
参考文献: p177
内容説明・目次
内容説明
ナチス政権下のベルリン地下潜伏から、奇跡的に生還したユダヤ人音楽家、コンラート・ラテの生還記録。主人公コンラート・ラテはユダヤ人としてブレスラウ(現ポーランド)に生まれ、1943年に21歳でベルリンに逃れた。ナチスの秘密警察や密告者の目をあざむきながら地下に潜伏したが、行動をともにした両親は逮捕され、アウシュヴィッツで殺害された。過酷な状況の中でも、ドイツ人市民たちの支援によって、教会オルガン奏者として生活の糧を得、指揮法を学び、戦後はドイツを去ることなく、ベルリン・バロック・オーケストラを結成。以降、数十年にわたり指揮者をつとめた。著者は、コンラート・ラテやその妻エレン、生還に係わった人々に綿密な取材を行い、数多くの貴重な証言を記録した。
目次
- 「正義のドイツ人」であることのむずかしさ
- 語るべきか、あるいは沈黙すべきか
- アーリア人は手を上げなさい
- サヴァイヴァルの学校
- ゲシュタポ、現る
- チャンスがなければ、自分でつかめ
- ライナー・マリア・リルケの一文とその顛末
- ベルリンへの逃亡
- ここに潜伏していなさい
- ハラルト・ペルヒャウとベルリン‐テーゲル刑務所内の“お店”
- もぐりの生徒の教師求む
- ハーリッヒのトランク
- 両親との別れ
- 桟敷席と地下生活のはざまで
- 国防軍演奏旅行団の指揮者となる
- とどまるべきか、去るべきか
「BOOKデータベース」 より