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城山三郎の遺志

佐高信編

岩波書店, 2007.8

タイトル読み

シロヤマ サブロウ ノ イシ

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内容説明・目次

内容説明

作家・城山三郎は二〇〇七年三月に亡くなった。その著作は多数にのぼるが、一貫して流れているテーマは「組織と人間」の関わりの追求—組織の中で個人がどんな志を抱き、悩み、何を貫き通そうとしたかであった。十七歳で志願した海軍での理不尽な体験を原点とし、組織にがんじがらめにされない「言論の自由」にこだわり続けて決してぶれる事のなかった城山文学の志が、初期エッセイ、対談、親しい人々の描く城山像などから浮かび上がる。

目次

  • 第1部 城山三郎の原点(歴史・文学・組織・人間;天皇制への対決;社会を描かぬ社会小説—三島由紀夫『絹と明察』をめぐって;「夢」に生きた軍人石原莞爾—『黄沙の楽土』を読む;本の有難さ;一兵士に徹した生涯)
  • 第2部 城山三郎という人間(作品の背骨に「取材」の精神;昭和二年生れの眼差し;らしからぬ男、計らわぬ男;城山三郎は、なによりも仏師である「絶対に形の崩れない男」)
  • 第3部 城山三郎からのメッセージ(まともなことが言えない恐怖;父親が読む教育論;会社人間の終焉;小説とノンフィクションの境界を超えて;「平成ニッポン」を大いに叱る)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA82999864
  • ISBN
    • 9784000234412
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    xiii, 230p
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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