始まりの言葉
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始まりの言葉
（双書時代のカルテ）
岩波書店, 2007.9
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ハジマリ ノ コトバ
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Description and Table of Contents
Description
混沌の淵からはじめの言葉を待つという、尖鋭な詩人たちの冒険にほとんどひとしいことを、常人もまた、物を言うたびに、いや、物を思うたびに、やっている。常なる創世、ゲネシスである。これはひそかに多大なエネルギーをそのつど要求するところであり、人間という言語動物の、窮地や危地において—さらに環境によって—もっとも壊れやすい泣き所でもあると思われる。日本語、その可能性の中心。この時代の見えない真相を撃つ、エロティックな文体の運動。
Table of Contents
- 二十世紀の岬を回り
- 「時」の沈黙
- 言葉の薄氷を踏んで
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