マルクスの亡霊たち : 負債状況=国家、喪の作業、新しいインターナショナル
著者
書誌事項
マルクスの亡霊たち : 負債状況=国家、喪の作業、新しいインターナショナル
藤原書店, 2007.9
- タイトル別名
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Spectres de Marx : l'état de la dette, le travail du deuil et la nouvelle internationale
マルクスの亡霊たち : 負債状況国家喪の作業新しいインターナショナル
- タイトル読み
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マルクス ノ ボウレイ タチ : フサイ ジョウキョウ コッカ モ ノ サギョウ アタラシイ インターナショナル
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注記
原タイトル: Spectres de Marx
内容説明・目次
内容説明
「一つならずに亡霊化したマルクス」「マルクスに取り憑いた亡霊たち」を前にしての、マルクスの「純化」(=アルチュセール)と「脱政治化」(=単なるテクストとしてのマルクス)。これらに抗し、マルクスの「壊乱的」(ブランショ)テクストの「切迫さ」(=マルクスの厳命)を、テクストのあり方そのものにおいて相続せんとする亡霊的、怪物的著作。シェークスピアの真価(The time is out of joint(時間の蝶番がはずれてしまった))を知りながら結局は亡霊を厄祓いするマルクスの限界にまで踏み込み、「憑在‐錯時性」にこそ、「遺産相続」「出来事・革命・他者の到来」「法を超えた正義」の条件を見出す、マルクス、そしてハイデガーの「存在‐時間」論との全面対決。
目次
- 1 マルクスの厳命
- 2 共謀する=厄祓いする—マルクス主義(を)
- 3 摩耗(年齢〔時代〕なき世界の描写)
- 4 革命の名のもとに、二重のバリケード(不純な「不純なる不純な幽霊たちの物語」)
- 5 現れざるものの出現—現象学的「手品」
「BOOKデータベース」 より