日本を教育した人々
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日本を教育した人々
(ちくま新書, 691)
筑摩書房, 2007.11
- タイトル読み
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ニホン オ キョウイク シタ ヒトビト
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注記
参考文献一覧: p203-205
内容説明・目次
内容説明
極東の島国で資源にも乏しい日本は、「教育」を半ば国民的な「宗教」として国力を築いてきた。ところが今日、いじめや学力崩壊によって、その「教育」が壊れつつある。背景には社会的国民的紐帯の解体という、より深刻な問題が横たわっている。日本人を日本人たらしめた教育とは、どのようなものだったのだろうか。日本を教育したといえる、松下村塾の吉田松陰、慶応義塾の福沢諭吉、木曜会の夏目漱石、戦後日本人に巨大な影響を与えた司馬遼太郎を例に、彼らの言説と行動の教育作用の分析をとおして、その問いに答える。
目次
- 第1章 吉田松陰と沸騰する情熱の伝播(革命家の孵化器「松下村塾」;漢学に培われた松陰の日本語能力 ほか)
- 第2章 福沢諭吉の「私立」という生き方(いまだに影響力を持つ実際的な教育者;カラリとした精神と合理的な性格 ほか)
- 第3章 「夏目漱石」という憧れの構造(教師に不向きな教育者;近代日本語の土台をつくる ほか)
- 第4章 日本史をつなぐ司馬遼太郎(「日本人とは何か」という問い;日本人としてのアイデンティティを教える ほか)
「BOOKデータベース」 より