光をまとう中世絵画 : やまと絵屏風の美

書誌事項

光をまとう中世絵画 : やまと絵屏風の美

泉万里著

(角川叢書, 37)

角川学芸出版 , 角川グループパブリッシング (発売), 2007.11

タイトル読み

ヒカリ オ マトウ チュウセイ カイガ : ヤマトエ ビョウブ ノ ビ

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注記

参考文献一覧: p201-204

内容説明・目次

内容説明

一五世紀から一六世紀初めに、重文の「浜松図屏風」や「四季花木図屏風」のように、画面全体がぼうっと底光りするような白い光をまとった、雲母地屏風と呼ばれる独特の輝きを放つ屏風があった。金箔や銀箔を撤き付け、絢爛と優美をそなえたこれら一連の「中世やまと絵屏風」は、その前にも後にも例をみない、特異な美の世界を形づくる。その美の世界に分け入り、絵巻や掛幅の画中画資料や、日記・記録、山水屏風、屏風祭の考察などから、どんな技法が駆使され、どう図様が継承され、どのような社会背景のなかで享受されたかを解き明かし、中世絵画の豊穣な美の世界を描き出す。

目次

  • 第1章 雲母地屏風の消長
  • 第2章 近辺の風景—「浜松図屏風」(東京国立博物館蔵)
  • 第3章 屏風の値段
  • 第4章 親鸞聖人の枕屏風
  • 第5章 異端の山水屏風—「日月山水図屏風」(金剛寺蔵)
  • 第6章 付け足された山—「競馬図屏風」(春日大社蔵)
  • 終章 室町時代の屏風祭

「BOOKデータベース」 より

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