新聞小説の時代 : メディア・読者・メロドラマ

書誌事項

新聞小説の時代 : メディア・読者・メロドラマ

関肇著

新曜社, 2007.12

タイトル別名

メディア読者メロドラマ

タイトル読み

シンブン ショウセツ ノ ジダイ : メディア・ドクシャ・メロドラマ

大学図書館所蔵 件 / 181

注記

初出一覧: p353-354

内容説明・目次

内容説明

新聞小説が熱狂的人気を博した時代があった。紅葉『金色夜叉』、蘆花『不如帰』、漱石『虞美人草』などを取り上げ、作者・読者・メディアの「生産と享受」という視点から文学の現場を解き明かす、気鋭の意欲作。

目次

  • 1 尾崎紅葉と新聞メディア(活字的世界における作者と読者—紅葉文学の界面;雑報記者としての紅葉—転換期の相貌;メディア・ミックスの力学—『金色夜叉』の受容空間)
  • 2 モードとしての新聞小説(メロドラマの時代—徳富蘆花『不如帰』の受容を軸として;始源のメロドラマ—徳冨蘆花『不如帰』を読む;メロドラマの技法—夏目漱石『虞美人草』を読む)
  • 3 新聞小説の領分(近代京都と新聞小説—泉鏡花『冠弥左衛門』をめぐって;ジャーナリズムのなかの文学—村井弦斎『日の出島』とその読者;新聞小説と挿絵—小杉天外『魔風恋風』を中心に)
  • 4 出版文化と文学青年(『文学者となる法』と出版文化の近代;文学青年の勢力圏—『文庫』における読むことと書くこと;自己表現のネットワーク—『中学世界』投書欄を視座として;「立志」言説の変容—国木田独歩「非凡なる凡人」の受容空間)

「BOOKデータベース」 より

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