差別と日常の経験社会学 : 解読する「私」の研究誌

書誌事項

差別と日常の経験社会学 : 解読する「私」の研究誌

倉石一郎著

生活書院, 2007.12

タイトル別名

差別と日常の経験社会学 : 解読する私の研究誌

タイトル読み

サベツ ト ニチジョウ ノ ケイケン シャカイガク : カイドクスル ワタクシ ノ ケンキュウシ

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注記

引用・参考文献: 章末

内容説明・目次

内容説明

在日問題を主たるフィールドに、「当事者」イコール「マイノリティ」あるいは「被差別者」という自明視から離れ、自己言及こそ差別を語る道という立場を貫いて差別の日常に迫る、深くてセンシティヴな社会学の誕生。

目次

  • 1 地平(調査経験を通して生きられる“差別の日常”—あるライフストーリー・インタビューの再解釈;ライフストーリー的想像力の射程と限界—高史明『生きることの意味 青春篇』を手がかりに;教室における日常批判の(不)可能性)
  • 2 奈落(在日外国籍児童在籍校でのフィールドワーク経験の再解釈—「語りえぬもの」の探索という観点から;現場で「最終報告」したこと—5年B組の子どもたちのクラスルーム・ライフ;語っておかねばならないこと)
  • 3 匍匐前進(浮き立たせ、構成する“力”—ある在日朝鮮人教育実践記録=物語の解読;日常に抗する生の語り=ライフストーリー—知の生産活動“場”へのコントロールの視点から;聞き合われ、語り合われる在日=物語—「反ロマンティシズム」的物語論の立場からの一考察)
  • 4 展望(内側から切り裂く—「在日」における名前・名のり問題再考;宙をさまよう第一声—ライフヒストリー実践の「対話」性を問うために)
  • 結論にかえて—差別・日常・解読

「BOOKデータベース」 より

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