バーリンの自由論 : 多元論的リベラリズムの系譜
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書誌事項
バーリンの自由論 : 多元論的リベラリズムの系譜
勁草書房, 2008.2
- タイトル別名
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Berlin on liberty : the genealogy of pluralist liberalism
- タイトル読み
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バーリン ノ ジユウロン : タゲンロンテキ リベラリズム ノ ケイフ
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注記
参考文献一覧: 巻末p11-34
内容説明・目次
内容説明
正義を根源的価値にすえたロールズの系譜に対抗する、個人の自律を重視するリベラリズムの系譜。ラズ、グレイ、ガリポー、シュクラー、マルガリート、イグナティエフらの議論をたどりながら、バーリンによる消極的自由/積極的自由の区別の理由を探究する。「最小限に品位ある社会論」とはどのようなものなのか。
目次
- なぜバーリンの自由論に注目するのか
- 第1部 価値多元論とリベラリズム(価値多元論と二つの自由概念—バーリンの多元論的リベラリズム;通約不可能な諸価値からの自律的な選択—ラズの卓越主義的リベラリズム;価値多元論と自由の実践—グレイのポスト・リベラリズム;価値多元論とリベラリズムを結びつける試み—両者を結びつける試みへのバーリンの確信と懐疑)
- 第2部 品位ある社会の実現を目指して(品位ある社会と恐怖のリベラリズム—バーリンとシュクラーの自由論に即して;品位ある社会とは何か—マルガリートによる「品位ある社会」を物語る試み;品位ある社会の人権論—イグナティエフの人権観の変化に即して)
- 第3部 品位ある社会の自由論(価値多元論とリベラリズムの事実上の結びつき—バーリンとグレイの論争をめぐって;品位ある社会の自由論の可能性)
「BOOKデータベース」 より