未来派左翼 : グローバル民主主義の可能性をさぐる

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未来派左翼 : グローバル民主主義の可能性をさぐる

アントニオ・ネグリ著 ; 廣瀬純訳 ; ラフ・バルボラ・シェルジ編

(NHKブックス, 1106, 1110)

日本放送出版協会, 2008.3-2008.4

タイトル別名

Goodbye Mr socialism

未来派左翼 : グローバル民主主義の可能性をさぐる

タイトル読み

ミライハ サヨク : グローバル ミンシュ シュギ ノ カノウセイ オ サグル

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注記

ラフ・バルボラ・シェルジによる著者ネグリへのインタビューをまとめたもの

原著イタリア語版の全訳

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784140911068

内容説明

左翼に延命の途はあるのか?疲弊した左翼をいかに再生するか?左翼政権を支えた社民的な思考モデルが時代遅れになる一方で、シアトルやジェノヴァの抗議デモ、メキシコのサパティスタの蜂起など、グローバル資本に対抗する新しいうねりが生じている。ベルリンの壁が崩壊した一九八九年以降、全世界が“帝国”化へ向かうなかで起きた様々な出来事を考察し、現状に即応できない社会主義・社民的思考に引導を渡すとともに、「みんなでひとつになる」ことを目指す柔軟な闘争形態に、グローバル民主主義への新たな希望を見出す。

目次

  • 1 さらば社会主義(社会主義はなぜ頓挫したのか—壁崩壊から考える;“共”はいかに発見されたか—パリのストライキから考える;“帝国”時代の戦争をどう捉えるか—ユーゴ紛争から考える)
  • 2 マルチチュード出現!(運動はどう変化したのか—シアトルのデモから考える;ネットは運動にどう影響したのか—サパティスタの蜂起から考える;なぜ暴力は正当化されるのか—ジェノヴァのデモから考える;労働はどう変貌するのか—移民問題から考える)
巻冊次

下 ISBN 9784140911105

内容説明

いまや保守化し自己保身に終始するようになった左翼たち。「前衛」「改革」「革命」などの創造的ビジョンはどこへ行ったのか?左翼は本来のクリエイティビティを失ったのか?シアトルやジェノヴァでの抗議デモ、ブラジルにおけるルラ大統領の試み、パリの郊外からフランス全土に広がった叛乱、不安定労働者たちによる自律的なデモ行進…一九八九年以降、およそ一五年の間に世界中で起きた出来事を分析し、そこに、未来への道を切り開く「新たなる創造性」を見出す。コミュニズムの予兆を探る、ネグリ待望の新刊。

目次

  • 3 グローバル民主主義のさまざまな予兆(アメリカン・ヘゲモニーの終焉—イラク戦争から考える;マドリード・コミューン—列車爆破事件から考える;運動とともに行う統治—ブラジル・ルラ政権から考える;「帝国」貴族たちの思惑—ダヴォス会議から考える;二一世紀、中国のゆくえ—天安門事件以降から考える;宗教と政治の関係—イランの現在から考える)
  • 4 目覚めよコミュニズム(プレカリアートは未来へ向かう—May Dayから考える;統一ヨーロッパの役割—イタリアから考える)

「BOOKデータベース」 より

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