詐術としてのフィクション : デフォーとスモレット

書誌事項

詐術としてのフィクション : デフォーとスモレット

服部典之著

英宝社, 2008.3

タイトル別名

詐術としてのフィクション : デフォーとスモレット

タイトル読み

サジュツ トシテ ノ フィクション : デフォー ト スモレット

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注記

引用文献: p378-386

内容説明・目次

内容説明

十八世紀イギリスの「異端」文学者、ダニエル・デフォーとトバイアス・スモレットのフィクションを読み、英国小説と近代国家がどのように成立したかを論じる。

目次

  • 序 トリック、レトリック、詐術—フィクションの創成
  • 第1部 旅立ちのトリック(トバイアス・スモレット)(「トラベリング・スコッツ」—スモレットと「ユニオン」言説を巡って;「トリック」スター—『ファゾム伯爵・ファーディナンド』;旅の弁証法—『ハンフリー・クリンカーの旅』)
  • 第2部 フィクションのレトリック(ダニエル・デフォー)(統合者と非統合者—『コンソリデーター』;境界線上のH・F—『ペスト』;「自己参照」というレトリック—『ロクサーナ』)
  • 第3部 フィクションの詐術(スモレットとデフォー)(メソディスト、ハンフリー・クリンカー;詐術としてのレトリック—『カーネル・ジャック』;オックスフォード英語辞典と『ロビンソン・クルーソー』)
  • 第4部 捏造からフィクションへ(ダニエル・デフォーとJ.M.クッツェー)(「生粋」という捏造—『生粋のイングリッシュマン』;「捏造」から「フィクション」へ—産出されたフライデー;デ「フォー」と『フォー』—ポストコロニアル主体は自ら名乗りうるか)
  • 結論

「BOOKデータベース」 より

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