ポピーと桜 : 日英和解を紡ぎなおす

書誌事項

ポピーと桜 : 日英和解を紡ぎなおす

小菅信子著

岩波書店, 2008.6

タイトル別名

Poppies and Cherry-blossoms : spinning the bitter memories into British-Japanese reconciliation

タイトル読み

ポピー ト サクラ : ニチエイ ワカイ オ ツムギナオス

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注記

主な参考文献: 巻末p1-7

内容説明・目次

内容説明

国際的な大学都市ケンブリッジには、日本軍による捕虜虐待の悪夢に苦しむ元兵士たちが多く住んでいた。和解を求める人、拒絶する人—憎悪と赦しのはざまで、戦後世代の著者は元捕虜たちの話を聞き、彼らの生活に寄り添ううちに、誤解と理解が織りなす記憶の文化変容を体験する。やがて捕虜たちは日本を訪問し、かつての敵だった元日本兵たちと交流し、一九九八年の天皇・皇后の訪英を迎える。その舞台裏で何があったのか、当事者が物語る、日英和解をめぐるノンフィクション。

目次

  • 第1部 記憶の街で(ケンブリッジの二つの顔;記憶の日曜日;癒しの天使か 記憶のテロリストか;二つのプロジェクト)
  • 第2部 交ざりあう糸口(日本大使館;街と大学;ジェリーの青い壷;和解のポリティクス)
  • 第3部 記憶の紡ぎ手 歴史の織り子(ナガサキ;元捕虜と日本大使;日英捕虜会議;日本への招待)
  • 第4部 記憶の縦糸 和解の横糸(灰の水曜日;靖国訪問;天皇訪英;「ラトリーン」—ジャック・チョーカーの絵)

「BOOKデータベース」 より

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