聖者たちの国へ : ベンガルの宗教文化誌

書誌事項

聖者たちの国へ : ベンガルの宗教文化誌

外川昌彦著

(NHKブックス, 1117)

日本放送出版協会, 2008.7

タイトル読み

セイジャ タチ ノ クニ エ : ベンガル ノ シュウキョウ ブンカシ

大学図書館所蔵 件 / 205

注記

参考文献: p261-263

内容説明・目次

内容説明

神秘的な霊力が日常の延長として語られるベンガルの聖者たちの世界では、今も、聖者や修行者たちによって光に包まれる照明体験や天界飛行など不思議な出来事が体験されている。霊験あらたかな聖者を祀った廟では、祭礼・縁日が催され、バウルと呼ばれる歌い手が宗教歌を歌い、にぎやかな祝祭的空間が営まれる。また、近年、ムスリムの宗教的ナショナリズムが強調されるバングラデシュにあって、イスラームとヒンドゥーの共存を目指す鍵として聖者信仰に新たな光が当てられている。心の癒しとして機能する聖者たちの世界に迫り、グローバル化の中で変容を遂げつつある、スピリチュアルの新たな可能性を問うユニークな一書。

目次

  • 第1章 スピリチュアルな夢—ある女性修行者の物語
  • 第2章 三蔵法師の訪れたバングラデシュ
  • 第3章 聖者廟をめぐる苦悩—ヒンドゥー教とイスラームのはざまで
  • 第4章 辺境のハオル地の村で—マドブのさかさまの世界
  • 第5章 国境を越える聖者—ダッカの街の風物詩
  • 第6章 世界遺産としての聖者廟—バゲルハートのカーン・ジャハン・アリ廟
  • 第7章 聖者たちの世界—タゴールの神秘体験

「BOOKデータベース」 より

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