完璧志向が子どもをつぶす
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完璧志向が子どもをつぶす
(ちくま新書, 738)
筑摩書房, 2008.8
- タイトル読み
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カンペキ シコウ ガ コドモ オ ツブス
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注記
『子育ての変貌と次世代育成支援 : 兵庫レポートにみる子育て現場と子ども虐待予防』(名古屋大学出版会, 2006)に掲載した現代日本の子育て実態調査「兵庫レポート」をベースに書き下ろされたもの
参考図書: 章末
内容説明・目次
内容説明
昔にくらべればはるかに豊かな日本で、なぜ今、親も子も苦しい状況におかれているのか?日本社会の急激な変化の中で、小さな子どもにふれた経験がないまま親になる人がふえ、育児というマニュアルのない世界に戸惑う母親が急増している。本書は、著者の長年の精神科臨床(小児・思春期外来)での経験と大規模な子育て実態調査のデータに基づきながら、現代日本の子育てをめぐる状況の全体像を明らかにする。それらをふまえて、親たちの完璧志向、○×思考の弊害を指摘し、「子育ては70点がよい」というバランス育児を提唱する。
目次
- 序章 「小さい頃はいい子」がなぜ?
- 第1章 「赤ちゃんはなぜマニュアルつきで生まれてこないの?」—乳幼児を知らない母親たちの急増
- 第2章 二代目専業主婦が母になるとき—「自己実現」と「親役割」の間で
- 第3章 心の発達には道筋がある
- 第4章 父親にとって子育てとは
- 第5章 完璧な親なんていない
「BOOKデータベース」 より