ナサニエル・ホーソーンを読む : 歴史のモザイクに潜む「詩」と「真実」

書誌事項

ナサニエル・ホーソーンを読む : 歴史のモザイクに潜む「詩」と「真実」

阿野文朗著

研究社, 2008.8

タイトル別名

Nathaniel Hawthorne

ナサニエルホーソーンを読む : 歴史のモザイクに潜む詩と真実

タイトル読み

ナサニエル ホーソーン オ ヨム : レキシ ノ モザイク ニ ヒソム シ ト シンジツ

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注記

参考文献: p238-257

内容説明・目次

内容説明

歴史と、コミュニティーと、日本という三つの視座から、ナサニエル・ホーソーンを考察。第一部で、植民地時代のニューイングランド史に多くの題材を求めたホーソーンの歴史的次元に注目し、第二部で、作品の現代性を支える大きな要因としてホーソーンとコミュニティーの問題を論じ、第三部で、明治期以来親しまれてきたホーソーンと日本の関わりを取り上げて、最後に、ホーソーン研究を中心に「日本における外国文学研究の可能性」を模索する。ホーソーン研究者、待望の1冊。

目次

  • 第1部 ホーソーンとアメリカ(ホーソーンとアメリカ植民地史—茶番劇「ボストン封鎖」とミシアンザ舞踏会;ホーソーンのインディアン観—「ヒロイズムの象徴」から「怒れる雌トラ」に変わったダストン夫人;「総督官邸の伝説」に隠されたホーソーンの意匠—この素晴らしい騙し絵;『緋文字』再読—セイラムの「税関」を通って再生へ)
  • 第2部 彷徨う「宇宙の追放者」たち(『ブライズデイル・ロマンス』に見るホーソーンの孤立観—コミュニティー、そして帰属と離脱の方程式;『七破風の家』に見る孤立脱却のテーマ—運命共同体としての「家」とその住人たち;「父親探求」の物語としての「人面の大岩」—そして、いつまでも父親になりたくないアーネスト)
  • 第3部 ホーソーンと日本(『パーレー万国史』と文明開化—明治期における世界史事始め;ホーソーンと『日本遠征記』—「陳腐ならざる話題」としての日本;日本における『緋文字』の受容—欧米文化導入と日本のキリスト教徒たち;日本における外国文学研究の可能性—ホーソーンを中心として)

「BOOKデータベース」 より

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