Bibliographic Information

金田一京助と日本語の近代

安田敏朗著

(平凡社新書, 432)

平凡社, 2008.8

Title Transcription

キンダイチ キョウスケ ト ニホンゴ ノ キンダイ

Available at  / 141 libraries

Note

参考・引用文献: p271-278

関連年表: p279-284

Description and Table of Contents

Description

わが国の代表的な国語学者・言語学者であり、文化勲章受章者という像が支配的な金田一京助。だが実は、敗戦による自己反省なきままに温存された国語学の宿痾を一身に体現する人物でもある。同郷の石川啄木にたいする無償の援助をはじめ、美談に彩られたそのイノセントな人物像の陰には、日本語を考える際に看過できない問題が存在する。金田一京助の内在的論理を実証的に追いながら、近代日本語成立に潜む力学を浮き彫りにする。

Table of Contents

  • 第1章 問題のありか—「イノセント」であること
  • 第2章 アイヌ語との出会い—日本帝国大学言語学の射程
  • 第3章 「言語」論とその展開—戦前・戦中の議論を軸に
  • 第4章 歴史認識・社会論—敗戦直後の議論を軸に
  • 第5章 あらたな国語を求めて(一)現代かなづかいをめぐって
  • 第6章 あらたな国語を求めて(二)標準語論と敬語論をめぐって

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

Page Top