牧民の思想 : 江戸の治者意識

書誌事項

牧民の思想 : 江戸の治者意識

小川和也著

(平凡社選書, 229)

平凡社, 2008.8

タイトル別名

牧民 (たみをやしなう) の思想 : 江戸の治者意識

タイトル読み

ボクミン ノ シソウ : エド ノ チシャ イシキ

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注記

その他のタイトルはカバージャケットによる

博士論文「近世日本の国家思想と『牧民之書』」 (一橋大学, 2007年授与) を改稿したもの

「牧民之書」データベース: p375-390

内容説明・目次

内容説明

幕府の大老から藩の代官まで、中国伝来の『牧民忠告』を読んで考えた。譜代大名として徳川体制を護持するには?ありうべき将軍像とは?饑饉の時代に「民を牧(やしな)う」明君と、その手足たる民政官とは?書物の読み替えをたどることで見えてくる、近世領主層の治政観の変遷。

目次

  • 序章 「平和」の世と「牧民之書」
  • 第1章 「領主」の思想—近世前期・『牧民後判』・伊勢桑名藩主松平定綱の領主思想
  • 第2章 あらまほしき将軍の治—「天和の治」・『牧民忠告諺解』・大老堀田正俊
  • 第3章 朝鮮本の影響—近世日本の政治文化・密陽本と『吏民秘要諺解』『民間備荒録』
  • 第4章 藩政改革の思想—天明期・『和語牧民忠告』・越後長岡藩家老山本老迂斎
  • 第5章 代官の政治—天明期・『牧民忠告解』・尾張藩参政人見〓(き)邑と大代官樋口好古
  • 第6章 「興国」のために—幕末・『牧民心鑑解』『牧民心鑑訳解』
  • 終章 「牧民之書」と近代化

「BOOKデータベース」 より

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