共同存在の現象学
著者
書誌事項
共同存在の現象学
(岩波文庫, 青(33)-693-1)
岩波書店, 2008.10
- タイトル別名
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Das Individuum in der Rolle des Mitmenschen
- タイトル読み
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キョウドウ ソンザイ ノ ゲンショウガク
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注記
底本の出版事項: Drei Masken, 1928
『レーヴィット著作集』第1巻 (Sämtliche Schriften, Bd.1, Stuttgart : J.B. Metzlersche Verlagsbuchhandlung, 1981) を照合に使用
内容説明・目次
内容説明
“互いに共に在ること”は、人間の基礎的な構造である。“私”はつねに“きみ”に対して存在し、“私”を根底から規定するのは“きみ”である。師ハイデガーの問題圏を引き継いで、“共同相互存在”のあり方と日常の生のかたちを濃やかに分析する、日本でも教鞭を執ったユダヤ系哲学者(1897‐1973)の独創的な思考。
目次
- 1 フォイエルバッハの将来の哲学の根本命題
- 2 共同相互存在の構造分析(共同世界と「世界」ならびに「周囲世界」との関係;共同世界の内在的諸構造)
- 3 相互に自立的なありかたをしている一者と他者(現代の問題設定の批判的な叙述;人間の「自律」のカントによる基礎づけ)
- 4 私の「唯一性」における“私自身”(責任ある関係は或る者をただ「関係にそくして」顕わにする一方、或る者が「自体的に」どのように在るかを覆ってしまう;じぶん自身への独特な関係の可能性が「個性」を構成する ほか)
「BOOKデータベース」 より