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Murakami : 龍と春樹の時代

清水良典著

(幻冬舎新書, [し-1-2], 096)

幻冬舎, 2008.9

タイトル読み

Murakami : リュウ ト ハルキ ノ ジダイ

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内容説明・目次

内容説明

かつて“W村上”などという呼び方をされた時期もあったが、龍のファンは春樹が苦手で、春樹のファンは龍が嫌いだったりすることが多い。しかし、二人の作品を時代ごとに対比させると、両者とも「アメリカ」「戦争」「セックス」「バブル経済」「崩壊の予兆」「十四歳」など、根っこの部分で驚くほどテーマがつながっていることがわかる。両MURAKAMIの物語によってあぶりだされた私たち自身の時代を振り返る、今までにない鮮烈な試み。

目次

  • 第1章 反逆からの出発—一九七六‐一九八五(“アメリカ”の洗礼—『限りなく透明に近いブルー』VS.『風の歌を聴け』;日本という壁—『海の向こうで戦争が始まる』VS.『1973年のピンボール』;がまんの仕方—『コインロッカー・ベイビーズ』VS.『羊をめぐる冒険』;欲望の行く先—『中国行きのスロウ・ボート』VS.『悲しき熱帯』)
  • 第2章 関係のありかた—一九八六‐一九九五(僕とオレ—『村上朝日堂』VS.『すべての男は消耗品である』;泡の正体—『愛と幻想のファシズム』VS.『ダンス・ダンス・ダンス』;セックスの底—『ノルウェイの森』VS.『トパーズ』;転がる石のように—『イビサ』VS.『国境の南、太陽の西』)
  • 第3章 大人になるということ—一九九六‐二〇〇五(崩壊の予兆—『ねじまき鳥クロニクル』VS.『五分後の世界』;この国で何が起こっているのか—『アンダーグラウンド』VS.『JMM』;十四歳の境界—『希望の国のエクソダス』VS.『海辺のカフカ』;新しいゴールをめざして—『アフターダーク』VS.『半島を出よ』)

「BOOKデータベース」 より

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