自我の起原 : 愛とエゴイズムの動物社会学
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自我の起原 : 愛とエゴイズムの動物社会学
(岩波現代文庫, 学術 ; 205)
岩波書店, 2008.11
- タイトル読み
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ジガ ノ キゲン : アイ ト エゴイズム ノ ドウブツ シャカイガク
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注記
文献: p159-164
1993年9月岩波書店より刊行されたもの。底本はモダンクラシックス版(2001年)
内容説明・目次
内容説明
本書は、比較社会学の視座から現代社会を考察してきた著者が、生命史における「個体」発生とその主体化の画期的意義を明らかにする。遺伝子理論・動物行動学・動物社会学の成果に向き合いつつ、動物個体の行動の秘密を探り、「自我」成立の前提を鮮やかに解明する。「人間的自我」を究明する著者ならではの野心作。
目次
- CARAVANSERAI:自我という都市
- 1 動物の「利己/利他」行動
- 2 利己的な遺伝子「理論」
- 3 生成子の旅—「個の起原」の問い
- 4 共生系としての個体—個体性の起源
- 5 創造主に反逆する者—主体性の起原
- 6 「かけがえのない個」という感覚—自己意識の起原
- 7 誘惑の磁場—エクスタシー論
- テレオノミーの開放系—個の自己裂開的な構造
- 補論1 「自我の比較社会学」ノート
- 補論2 性現象と宗教現象—自我の地平線
「BOOKデータベース」 より