国民語が「つくられる」とき : ラオスの言語ナショナリズムとタイ語

書誌事項

国民語が「つくられる」とき : ラオスの言語ナショナリズムとタイ語

矢野順子著

(ブックレット《アジアを学ぼう》, 11)

風響社, 2008.11

タイトル別名

国民語がつくられるとき : ラオスの言語ナショナリズムとタイ語

タイトル読み

コクミンゴ ガ ツクラレル トキ : ラオス ノ ゲンゴ ナショナリズム ト タイゴ

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注記

引用文献: p59-62

内容説明・目次

内容説明

近似する言語を持つ隣国タイ。その強大な政治・文化の磁場にさらされ続けるラオスにとって、言語の独自性は独立の証しである。国民性を創り、守り育てる現場からレポート。

目次

  • 1 「ラオス」の誕生—メコン川に引かれた国境線(ラーンサーン王国—繁栄と没落;国境線と言語の「境界」—分断されたラーオ人たち;「失地回復」と大タイ主義;ラオス刷新運動—ラーオニャイ(大ラオス);ラオス内戦「二〇年戦争」—分裂するラーオ語)
  • 2 ラーオ語を「つくる」—正書法をめぐって(ラーオ語正書法とタイ語正書法;ラーオ語は「遅れた言語」か?;ラーオ語正書法をめぐって—タイ語との「境界」設定;「国民語」、「国民の文学」;王国政府とパテーと・ラーオへ)
  • 3 ラーオ語の「歴史」—「ラーオ語族Sakun Phasa Lao」の形成(ラーオ語、ラーオ族の「起源」—「ラーオ語族」;ラーオ語の「歴史」—「没落」と「復興」;タイ人は「ラーオ系民族」か?;)
  • 4 ラーオ語か、タイ語か—言語ナショナリズムの昂揚(新しい娯楽とタイ語;「パーサー・パー・シィア」;アカデミーへの批判)

「BOOKデータベース」 より

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