減災政策論入門 : 巨大災害リスクのガバナンスと市場経済

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減災政策論入門 : 巨大災害リスクのガバナンスと市場経済

永松伸吾著

(シリーズ災害と社会, 4)

弘文堂, 2008.11

Title Transcription

ゲンサイ セイサクロン ニュウモン : キョダイ サイガイ リスク ノ ガバナンス ト シジョウ ケイザイ

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参考文献: p248-251

Description and Table of Contents

Description

我が国ではこれから半世紀ほどの間に、東海・東南海・南海地震などの超広域地震津波災害や、首都直下地震などの大規模都市災害の発生が懸念されており、1万人を超える人的被害や100兆円近い経済的被害など、いずれも我が国にとって未曾有の大災害になることが予想されている。さらに地球温暖化によるグローバルな気候変動が、将来的に大規模な風水害の発生可能性を高めていることも指摘されている。このように、今後発生が予測される超巨大災害に対して、我々の社会はどう向き合い、どのような公共政策を構想してゆけば良いのだろうか。これが本書の問題意識である。

Table of Contents

  • 第1章 減災政策論の基本的視点(我が国の戦後防災行政の成果;住宅耐震改修促進施策にみる防災対策の特徴;住宅再建支援制度にみる防災対策の特徴;減災政策の基本的特性;減災政策の課題)
  • 第2章 災害と経済システム(経済的被害とは何か;災害が経済に及ぼす影響;贈与経済;巨大災害からの経済復興とその課題;将来の巨大災害における経済リスク;災害復興財政制度;阪神・淡路大震災の直接被害額の補正)
  • 第3章 地域防災(「地域防災」概念の生成と発展;防災行政と地域防災計画;地域防災計画の相対化現象)
  • 第4章 巨大災害に向けたガバナンスの再構築—まとめに代えて(これまでの振り返り;減災政策におけるガバナンスの課題)

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