虚構の時代の果て
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虚構の時代の果て
(ちくま学芸文庫, [オ-15-3])
筑摩書房, 2009.1
増補
- タイトル別名
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増補虚構の時代の果て
- タイトル読み
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キョコウ ノ ジダイ ノ ハテ
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注記
文献表: p327-329
内容説明・目次
内容説明
オウム真理教事件は、当時の社会の断末魔の叫びだった。事件を起こした信者たちは、アニメ番組等の終末論から影響を受け超越的第三者(教祖)の審級に依存する世界観を肥大させ、そして彼らの事件がある時代を終わらせる。著者はその時代を「虚構の時代」と呼び、日本の戦後精神史上、終戦から万博までの「理想の時代」の次に来た時代、と位置づけた。時代の転換点を受け止めつつ、現代を克服する端緒を考察した意欲的論考。文庫化にあたり、オウム事件から始まる現代社会の文脈を解きほぐす論説を増補。
目次
- 第1章 妄想の相互投射
- 第2章 理想の時代/虚構の時代
- 第3章 サリンという身体
- 第4章 終末という理想
- 第5章 虚構=現実
- 終章 ポアの思想を越えて
- 補論 オウム事件を反復すること
「BOOKデータベース」 より