「鎖国」という言説 : ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史

書誌事項

「鎖国」という言説 : ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史

大島明秀著

(人と文化の探究, 5)

ミネルヴァ書房, 2009.1

タイトル別名

鎖国という言説 : ケンペル著志筑忠雄訳鎖国論の受容史

「鎖国」という言説 : ケンペル著・志筑忠雄訳『鎖国論』の受容史

タイトル読み

サコク ト イウ ゲンセツ : ケンペル チョ シズキ タダオ ヤク サコクロン ノ ジュヨウシ

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注記

博士論文『ケンペル原著、志筑忠雄訳『鎖国論』写本の書誌学的研究とその受容-近世および近代日本における「鎖国」観の形成史-』 (九州大学, 2008年) を改訂増補したもの

参考文献: p447-491

内容説明・目次

内容説明

一八〇一年志筑忠雄訳『鎖国論』の訳出によって誕生した「鎖国」という言葉の東西両洋の受容の歴史を、ケンペルの原書にまで遡って、また国内外に伝存する九四点の写本の徹底究明を通じて明らかにする。今なお「日本人」を呪縛してやまないこの言説史研究の決定版。

目次

  • 序章 なぜ「鎖国」言説の形成史か—本書の視座
  • 第1章 ケンペル論文の成立と十八世紀西洋における受容
  • 第2章 志筑忠雄訳『鎖国論』の成立とその背景
  • 第3章 近世後期日本における志筑忠雄訳『鎖国論』の受容
  • 第4章 近代日本における「鎖国」観の形成とその変遷
  • 第5章 戦後日本における「鎖国」言説
  • 結語 近世・近代における「鎖国」言説の形成史
  • 補論 志筑忠雄訳『鎖国論』の流布と写本構造の分析
  • 附録

「BOOKデータベース」 より

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