紫式部日記の世界へ
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紫式部日記の世界へ
(新典社新書, 28)
新典社, 2009.1
- タイトル読み
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ムラサキシキブ ニッキ ノ セカイ エ
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内容説明・目次
内容説明
おのが心の奥底に「暗闇」をかかえる書き手、紫式部は研ぎ澄まされた鋭利な眼差しで周囲と自らを見つめ、自在に日記を紡いでいく。整然と長編物語を織りなした紫式部の、日記における柔軟すぎるほどの表現世界。単なる記録の営みから飛躍していく『紫式部日記』を鋭く読み解く。
目次
- 1 『紫式部日記』の構造上の問題について(首部は欠落しているか否か;根幹資料としての「日記歌」と『明月記』;最初の五首の歌 ほか)
- 2 日記体部分の世界をめぐって(日記の記述の不整合;五壇の御修法の一段;渡殿の局での一段 ほか)
- 3 書簡体部分の世界をめぐって(「語り手」と「読み手」の装置;記述の方針の放棄;斎院中将の君の書簡をめぐる記載 ほか)
「BOOKデータベース」 より