長い20世紀 : 資本、権力、そして現代の系譜
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書誌事項
長い20世紀 : 資本、権力、そして現代の系譜
作品社, 2009.2
- タイトル別名
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The long twentieth century
長い20世紀 : 資本権力そして現代の系譜
- タイトル読み
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ナガイ 20セイキ : シホン、ケンリョク、ソシテ ゲンダイ ノ ケイフ
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注記
監訳: 土佐弘之
原著(New York : Verso, 1994)の翻訳
参考文献: p544-568
内容説明・目次
内容説明
「長い20世紀」とは、アメリカが覇権を握る世界経済システムが始まり、それが終わるまでのサイクルを指している。このアメリカのサイクルを、イタリア・ジェノヴァのサイクル(15‐17世紀)、オランダのサイクル(17‐18世紀)、イギリスのサイクル(19‐20世紀)と比較しながら、壮大なスケールで分析したものが本書である。700年の資本主義の歴史から見ると、金融拡大は、資本主義の最高段階ではなく、一つのサイクルの最終局面であり、新たなる世界体制への前兆である。私たちは、今まさに〈世界システム〉の転換期に立ち会っている。新たな覇権は誰が握り、その体制はどのようなものになろうとしているのか?本書は、その基本的視座を与える。
目次
- 第1章 史的資本主義の三つの覇権(覇権と資本主義と領土主義;近代国際システムの起源 ほか)
- 第2章 資本の台頭(蓄積システム・サイクルの循環の前段階;高等金融の発生 ほか)
- 第3章 産業、帝国、および資本の「無限」蓄積(蓄積システムの第三サイクル(イギリス);資本主義と領土主義の弁証法 ほか)
- 第4章 長い二〇世紀(市場と計画の弁証法;蓄積システムの第四サイクル(アメリカ) ほか)
- 終章 資本主義は生き延びるか
「BOOKデータベース」 より