恋愛小説の誕生 : ロマンス・消費・いき
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書誌事項
恋愛小説の誕生 : ロマンス・消費・いき
笠間書院, 2009.4
- タイトル別名
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The rise of melodramatic novel (in Edo period) : romance, consumption, and a plebeian Japanese sensibility, iki
恋愛小説の誕生 : ロマンス消費いき
- タイトル読み
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レンアイ ショウセツ ノ タンジョウ : ロマンス ショウヒ イキ
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注記
フィールドワークのための情報: p285
内容説明・目次
内容説明
日本文学史上初めて登場した女性向け大衆娯楽小説、人情本。この中心にいた為永春水の作品を繙き、評価の低かったこのジャンルを再評価する。現代の恋愛と人情本はどう切り結ぶのか。今までの文学研究の枠を超え、言語学・心理学・社会学等の成果も援用し分析しつくす、刺激的な一冊。
目次
- 1 「ラブ」と「人情」—江戸から近代へ 変わりゆく恋愛観
- 2 女が小説を読むということ—一体感を生む恋愛描写の秘密
- 3 恋愛の演技—コミュニケーションの形から読み取れること
- 4 会話の妙の秘密—恋人たちの語らいを生き生きと再現できたわけ
- 5 「いき」の行方—美学からコミュニケーションの世間知へ
- 6 女の涙—不幸と恋愛の接続によるカタルシス
- 7 物語の面影、歌心の引用—人情本の文学的資源
- 8 恋のふるまいと女の願い—神話・美・道徳・教訓
「BOOKデータベース」 より